読書感想文。
「内容が気になり過ぎるタイトルの健康本」を意識的に読んでいます。
今回手にとったのは、
渡辺信幸著
「野菜中心」をやめなさい
です。
ブログで野菜がどーたらこーたらばっかり言ってる僕としては大変気になるタイトルの本だ!
帯も気になる↓
野菜中心じゃない上に、肉・卵・チーズを食べて良い上に、お腹いっぱい食べていい!
というね。
いま主流の健康本とは真逆の主張、、、
どんな論理なんだろう。ドキドキ。
さっそく読書開始!!
【野菜中心をやめなさい】渡辺信幸著の内容
5章どれも非常に興味深い!
まずは章に入る前の「まえがき」からパラリ。
なんでも著者であり医師の渡辺信幸さんは、以前までは血液検査の結果が良くなかったり肥満の患者さんに野菜を中心とした一般的な「カロリー制限食」を指導してきたのだが、期待した結果が得られなかったそうだ。
で、以下引用
今はもうそんなことはありません。空腹を我慢せず、満足するまでたっぷりと食べられるのに、血液検査の数値が軒並み改善されると同時に、肥満もしくは過体重の状態にある方を減量に導く食事法を見つけ出すことができたからです。それが本書でご紹介するMEC食です。
MEC食って何!?って思いますよね。
肉(Meat)・卵(Egg)・チーズ(Cheese)を中心に食べることからその頭文字を取って名づけました。この3つの食材を、ひと口30回よく噛んで食べるだけの、ごくシンプルな食事法です。
この方法で指導するようになって、およそ15年。累計3000人以上の方が、何の苦労もなく健康を取り戻しています。
との事!!何それ!!
ま、眉にツバをつけそうになっている自分がいる。。
とりあえず第1章「それでもまだ、野菜ばかり食べますか?」をパラリ
冒頭からビクンっっ!
「人を健康にすると誤解されているキーワード」が12個挙げられており、その中に
・玄米
・酵素
・豆乳
・乳酸菌
・食物繊維
という、このブログの最多キーワードも入っていた!!
ひぃ〜(><)っっっ
プルプル、プルプル、、
と、まぁ最初はビクついたわけですが、読み進めていくうちに、おやおや?フムフム、そんなに恐くないぞ、なるほど面白いじゃないか〜、わ~いわ〜い、と楽しく読破。
僕はタイトルで過剰に怖がっていたようだ。
野菜をやめなさい
ではなくて、
野菜中心をやめなさい
っていうのがポイントだね。
著者の主張としては、メディアを含め健康好きの日本人はあまりに野菜野菜と言いすぎて逆に栄養が偏ってないか?と。
糖質オフし過ぎて糖質が不足してないか?と。
「低カロリー」 = 「健康」
みたいになってるけど、カロリー不足で病気してないか?と。
うん。実際にそうなっちゃってるベジタリアンやヴィーガンの人って時にいるんだよね。
この本はそれを主観や体験談で述べるのではなく、ミッチリとデータで示しています。代謝経路図から肥満推移率、栄養成分表、皮下脂肪スキャン画像、食後血糖グラフ、などなどデータてんこもり!
健康本って感覚と体験談やイラストで最後まで突き進むケースが多いので(それも全然良いんだけど)、こうしてデータをたくさん添えてくれたのは頭で理解しやすくて良かった。
僕がいま学んでいる栄養学とは真逆な見解のオンパレードなんだけど、きちんと「現代日本の栄養学ではこうだけど、私はこう考える」っていう書き方をしてくれてます。
ちなみに栄養についての話はやや専門的なので、単語によってはもうちょっと詳しく説明しないと「何の事か分からない〜」って人もいるやも?と感じた。
「ケトン体」や「ラクトフェリン」、「レプチン」、「トリプトファン」なんて単語がサラッと出てくるよ。僕も栄養士の学校で習うまで聞いたことなかったな。
(僕が不勉強なだけ説^^;!?)
賛否両論すごそうな内容ですが、栄養学と医学に基いて現役医師の視点から書かれているので、これがバチッと合う人もいると思います。
もうね、健康と食事はほんと個人の選択だから。うん。
ただその選択肢だけはたくさん示したいな、と。うん。
(つまり僕は今後も野菜を喰らいまくる!!)
そうだ!すごいフェアだなって感じた点があった。本の最後の方に「MEC食のトラブルシューティング」っていうコーナーがあって、「この本の通りの食生活にした場合にこういう不調が出ちゃう人もいる」っていう悪い例が書いてあります。
良い事ばっかり書いてない。
フェア♪!
あ、あと、この本の中で繰り返し推薦されている書籍がまた気になるタイトルなんだな↓
タイトル上手いな〜
気になるってば!!
そんな感じでまたタイトルが気になる健康本を読んだら書きまする。
では〜
「野菜中心」をやめなさい ~肉・卵・チーズのMEC食が健康をつくる
これまで読んだの↓
【読書感想文】