読書感想文。
「内容が気になり過ぎるタイトルの健康本」を意識的に読んでいます。
今回手にとったのは、
山田鷹夫著 【不食 〜人は食べなくても生きられる〜】
です。
これは気になるよねっっっ
正直「不食なんて本当!?」っていう疑問もあり購入を少し迷ったんだけど、裏の帯に書いてあった
不食には、食べる以上の歓びがある!
のキャッチフレーズに惹きつけられ購入いたしました。
気になる!早く読みたい!!!
不食 〜人は食べなくても生きられる〜の内容
前書きがいきなりちょっと面白かったです。
「人は食べなくても生きられる」
眉唾(まゆつば)?……。無理もない。僕自身がどれほど疑ったことだろう。この三年間は食べないという実験の中でも、このたった今でさえも、まだ疑っている!
たった今も疑っているって(笑)
「ちょっと〜!」っていう突っ込みの気持ちが湧き上がる一方で、「なんか正直でいいなぁ」っていう気持ちがグワ〜っと湧き上がりました。
とりあえず読み進めます。
読んでいくと、「不食が不可能ではない理由」がこれまで世界で行われた科学実験の結果(クローン羊ドリー、クラゲの逆成長など)と共にいくつか挙げられています。
それはそれで「ふむふむ、なるほどね〜」って感じで面白いんですが、一気に面白くなるのは第3章「私は食べずに生きている」から始まる
著者が実際に不食をやってみた記録
です!
山田鷹夫さんは、まず初期段階として栄養過多と考えられる食品(肉類、油類)を食べるのをやめる。
食べるのは胃腸に負担をかけない消化の良い食事を少量のみ。
砂糖は毒砂糖と意識して摂らないようにした。
このあたり僕は
「おや、この考えはオーガニックやベジタリアン、マクロビと近い点もあるなぁ。いいかも♪」
なんて感じつつゆったりと読書を楽しんでいた、、、しかし!その直後に書かれたド正直な文章が破壊力バツグンで僕はイスから落っことされた!!
砂糖は毒砂糖と意識して取らないようにした。ただ楽しみとして、結構、コンビニの駄菓子は食べた。
コンビニの駄菓子は食べてるって(笑)(笑)!!!!
しかも結構食べてるって(笑)(笑)!!!!
良いわ〜。
で、その後も山田鷹夫さんはジワジワと「食べること」を減らしていく。それによって起こる身体変化については「老眼と近眼」「頭髪」「歯痛」「皮膚」「性欲」、、、などのテーマで具体的に書かれていて興味深い。健康面で良い結果が出たそうです。
その後は体重の変化についてのページが始まって、「ふむふむ!」と前のめりで読んでいたら、またやられた。
いきなりテーマが変わって
「腐食実験・糸引くマグロの刺身を食す!」
だもん(笑)
なんでさ^^;
「腐食」って、、、ダジャレだし。。
絶対に油断できないわこの本。
あ、マグロの刺し身どころじゃないよ、その次のページでは牡蠣をわざと腐らせて食べてるから!
次いでは牡蠣の腐食に挑んだ。
牡蠣は消費期限がぎりぎりのは売っていないだろうと思っていたのだが、探したら売っていた。その半額のものを買ってきた。放っておいた。それは水パックされていて、相当に持つだろうなという感じがあった。一週間以上は放っておいた。
放っておいたじゃないよ(笑)!
あやうく部屋中がコーヒーまみれになるところだったんですよ。いやはや。
と、まぁ僕はかなり笑っちゃってたんですが、その後も山田さんが次々に全力で常識外の健康体験を始めまくるから、
(山田鷹夫さんは自身の考える健康理念を、世間の常識を振り払って挑戦・実践している。それを笑うって僕、最低かも。。)
っていう気持ちになってきました。
本の内容が「食」と「健康」というデリケートなテーマだけあって賛否両論あるでしょうが、こういう自分の信じることを実行しまくる姿勢は僕も絶対に見習いたいと思った。
ハッ、なんか僕、「不食」をビジネス本みたいな読み方してる(笑)
不食 〜人は食べなくても生きられる〜の感想総括
よくよく読むと「不食」と言いつつ最後までちょっとは食べているっぽいんだけど、意外とそこらへんは重要に感じなくなっちゃうのが不思議。
「タイトルに偽りありじゃないの!?」
って方向へ僕はならなかった。
本書で繰り返し書かれている
「栄養を摂り過ぎると胃腸が疲れて逆に不健康になる」
「胃腸を休ませる時間をつくると体が強くなる」
っていう感じの意見は、僕もこのブログでずっと言い続けている事なので完全同意でした。
「腐食」はちょっと分かりません(汗)
最後に、
拡大するね。
なんなんだよー(笑)!!
また健康本を読んだら書きまする〜
では!
アマゾンのレビューは予想通り賛否真っ二つ↓
同じテーマながらこちらのレビューは今のところ高評価が多い。なぜだ??今度読んでみます。
これまで読んだの↓
【読書感想文】