完全菜食主義でウルトラマラソンを完走したランナーの本があると聞き、さっそく購入してみました。
本のタイトルはEAT&RUN。ランナーの名前はスコット・ジュレク。
一切の肉類を摂ることなくウルトラマラソンを完走できる体を作り上げ、参加したほとんどの大会で優勝している驚きの人物です。
ところでウルトラマラソンって何?
ウルトラマラソンとは42,195キロ以上を走るマラソンの事。どの大会のコースも当たり前のように100キロ以上あって超過酷!
調べたらアメリカ大陸横断4600キロレースなんてのもあって腰を抜かしました。
なかには距離が長いだけでなく24時間位上走り続ける必要があったり、コースの途中に森や川があったりする大会もあります。ヒ~!
そんな過酷なウルトラマラソンを、作者のジュレクは完全菜食主義(ヴィーガン)で作り上げた体で何年も完走&優勝し続けているのです!!
本当に野菜だけでそんな強靭な体が手に入るのでしょうか。。
昔は完全菜食主義どころか、肉を食べまくっていたスコットジュレク
現在も40才にしてウルトラマラソンを走りまくってるジュレクも、実は20代前半までは肉を食べていたらしい。ランナーとしてなかなか結果が出なかった当時のジュレクは
「アスリートで1流な人はたんぱく質を多く摂っている」
と信じ、とにかくたんぱく質を摂りまくっていた。
しかしあるトレーニングキャンプに参加した際、夜ご飯のメニューに肉が一切なかったのだ。仕方なく野菜だけ食べて寝たところ、不思議と翌日体の調子が凄く良い。
もしや!と思い、キャンプから帰った後も実験的にレース前に肉を摂らない生活(たんぱく質を豆や米から摂る)を送ってみたジュレクは、やはり菜食生活をすると体が強くなると確信。
そして、医学や栄養学を学び始め「なぜ体が強くなったのか?」を自分なりに解明していくのです。
なぜ肉をやめて体が強くなったのか?ヴィーガンになった理由
たんぱく質を多く摂ると筋肉は出来るが腎臓に負担がかかる。すると腎臓が持つ「体内の水分の保持・放出をする機能」は衰えてしまう。それはスタミナの低下につながる。
それだけでなく、腎臓に負荷をかけ続けると骨からカルシウムが放出されてしまう。骨が弱くなってしまえば強い走りは出来なくて当然だ。
ジュレクは腎臓へのストレスとカルシウムの喪失がない食事を求め菜食主義者になっていく。
いい所ですが、、、長文になってきたから今週はここまでっっ
具体的なベジタリアンメニューや植物性たんぱく質による筋量増加、筋肉疲労との関係については中編と後編で!
(許して~)
では最後に、、、
ジュレクが走った中で僕的に絶対参加したくないウルトラマラソンベスト3!
第3位 ウェスタンステイツ100
1日で雪原や高山の森と谷を160キロ走るウルトラマラソン。エイドステーションがあってお医者さんもいるが、途中で点滴を打ったら失格!!
第2位 ハードロック100
合わせて標高1万メートルにもなる11の山を、雷やみぞれに打たれながら160キロ走るウルトラマラソン。
第1位 バッドウォーター・ウルトラマラソン
カリフォルニア州デスバレーにある海抜マイナス86mの地を気温50度の中で60時間位内に220キロ走るウルトラマラソン。ゴール地点は山なので標高差は合計約4000メートル!
第1位は動画でどうぞ↓
(※追記)残念ながら、個人的に1位の動画が削除されちゃいました。。。
YOUTUBEで検索すると色々出てくるので、探してみて下さいませ〜涙っっ
ちなみにジュレクさん、、、、3つのウルトラマラソン全部で優勝してます!!
凄すぎるって!
後半もお楽しみに~☆
パート2書きました↓
パート3↓
筋肉疲労の原因は食事?菜食主義のウルトラマラソンランナーの教え
ベジタリアンの格闘家・アスリートのレポート続編↓
パート1【タンパク質でマッチョな筋肉】は弱い!?ベジタリアン格闘家が急増中!
パート2【ベジタリアン格闘家の食事】たんぱく質はどうしてる?
パート3【宗教上の理由でベジタリアン格闘家】お肉たべません。
パート4【高タンパク低脂肪】は古い?プロテインとサプリを捨てた格闘家達。
ベジタリアンの筋トレやベジタリアンのアスリート・栄養の話はまとめました↓